夢で川相昌弘さんに会った

今頃思い出したのだが、昨夜の夢に川相昌弘さんが出てきた。しかも野球選手ではなく、左官というのか土官というのか、建設現場でコンクリートを扱う職人さんとして登場した。その作業着姿ときたら背番号0のユニフォームと同じくらいによく似合っている。これ…

「自腹を切る」の語源について

自分で費用を支払うことを「自腹を切る」と言います。己の財布から金を出すたび「俺は切腹の覚悟でそれを果たしたのだ」と吹聴するほど、我々日本人の経済感覚は悲壮で抜き差しならぬ精神に立脚しておるわけで、これでは波乗りにも喩えられるダイナミックな…

「天ぷらうどん」が無い?

先日、某セルフ式うどんチェーン店に入ったときのことです。僕のすぐ後に入店してきたご年配の男性が「天ぷらうどん!」と注文を発しましたが、こうした「讃岐風」チェーンのメニューに「天ぷらうどん」なるものは存在しません。幸いお店は空いてる時間帯で…

【紅白】8時台前半と大トリしか見てない人による2021年紅白歌合戦まとめ

あけましておめでとうございます。 紅白は諸事情あって8時台前半のちょっとと、大トリのMISIAさんしか観ていません。というか、ここ数年は毎年そんな感じのつまみ食いです。それでもなんとなく今回の紅白は全体としてどうだったんだろうっていうのは気になる…

家の中の整理って……

・最近また家の中の整理をしていた。家とか部屋の整理をするというのは、過去の自分と向き合うということだったりもする。それも、日記のように何らかの主観あるいは脚色が混じる、あるいは記念写真のように「ハレ」の一瞬を強調して切り取ったものでもなく…

ビートたけしさんが「情報7days」降りるそうで。

ビートたけしさんがTBSの「情報7days」降りるそうですね。別にテレビ自体全部やめるわけじゃないですけど、これを機にだんだん一線から退いていかれるのは確かでしょう。僕は、マイクがあったら頭ぶつけるとか、あるいは所ジョージがいたらピコピコハンマー…

【雑記】肥大化する「めんどくさい」との闘争

・何事に関しても、やらなきゃと思ってから実行に移るまでに平均3ヶ月くらいかかる。去年の春先にクリーニングに出さなきゃと思っていた冬物のコートは、ついに出さぬまま今シーズンを迎えてしまった。再来年までには出したい。 ・子供の頃から僕の心に巣食…

【雑記】公募団体に所属するというのは……

・この歳になってみると、というのもおかしいのだが(最近そんなことばかり言ってる気がするけど)、いわゆる公募団体に所属するというのは、制作活動を継続するための現実的な選択肢として考えると、なるほど納得できるところがあるなと思った。僕自身が今…

【雑記】2021年10月26日

・このところ、昔読んだ本をパラパラ拾い読みすることが多い。いや、せいぜい30ちょい過ぎの者が「昔」とか何いってんだなんだけど、それはさておき。 ・たとえば「カラマーゾフの兄弟」とか。これは高校3年くらいのとき「おれっちもそろそろカラマーゾフく…

ミスチル桜井さんの「自分は本当に天才なんじゃないかと思う瞬間」のこと

・昨日はあまりにも寒すぎた。気持ちは塞ぎ込み体は動かずひどいものだった。もっと強くなりたいものだとつくづく思う。 ・このところ、30を過ぎて「今更?」というタイミングでミスチルをかなり聴いていて、いろいろ発見があって面白い。たとえば、桜井さん…

スマホを替えた話とかモノ不足の話とか

・掘りゴタツに足突っ込んでくっだらないおしゃべりしたい。ノーマスクで。 ・いや「ノーマスクで」とかコロナ関係の医療従事者の方の前では言えないわけだけど……。 ・スマホを新しいのに替えた。というか替えざるを得なかった。3ヶ月ほど前に道で落として…

本格野球小説 Me And Mr.OCHIAI その2

Chapter2 センチメンタル・ヒロミツ 落合博満は自宅に帰ると、スタジアムジャンパーを脱ぎ、セーターを脱ぎ、ズボンのベルトを緩めてそれも脱ぎ捨て、ステテコと肌着のシャツだけになって、広いリビングの真ん中に据えられた革張りのソファに腰を下ろした。 …

本格野球小説 Me And Mr.OCHIAI その1

Chapter1 トリプルクラウンの予言 「手が先だって言ってんの。そもそも手が出なきゃ、バットが球に当たるわけないだろ。手が出りゃ腰はあとから付いて来んだよ」と落合博満は、その日23回目のまったく同じセリフを僕に発した。「お前のはこうじゃん」 トレー…

【散文】大根、中央線、夕日、鎌倉、そして大根

大根、中央線、夕日、鎌倉、そして大根 コンチクショーって思ったらさあ、大根抜けよ大根! あのなあ、お前俺が何年中央線乗ってると思ってんだ? 14年だぞ、14年。赤ん坊が立派にたわけた口きくガキになる年数だよ。それを毎日2回、1年に264日で1037回だぞ…

こんな夢を見た——アートコンペとケンジと、一発ギャグ

夢の中で、僕はアートの国別対抗コンペみたいなイベントの日本チーム出展者として会場にいる。 例によって、事前の説明をちゃんと聞いていなかった僕は、時間ぎりぎりだというのに、間違って韓国チームの建物に入ってしまい、怪訝な視線を浴びながら慌てて飛…

最近夢が多層化している件について

このところ夢の階層が深い。 どういうことかというと、特に明け方、夢を見たあと「あぁ、妙な夢だった……」と思うのだが、それがまだもう一層上の夢の中だったりする。 この、薄膜のような夢の層から、完全な覚醒まで浮上するのにはなかなか時間がかかり、朦…

こんな夢を見た——Gibson ES-335

ギブソンのES-335が強烈に欲しくなるという夢を「見た」。 「見た」とカギカッコをつけるのは、正確に言うと、普通の夢のように視覚的な情景が浮かんだわけではなく、「ES -335が欲しい」という感情だけが寝ながらにしてふつふつと沸き起こったからだ。こん…

【短編小説】馬喰横山さんの思い出

小学生のとき、同じクラスに馬喰横山さんという女の子がいた。「バクロヨコヤマ」と読む。馬喰横山さんは背が高くて、ピアノを習っていて、少し栗色がかった髪の毛をいつもおさげにしていた。 3年生のとき、僕と馬喰横山さんは隣の席になった。 僕は身の回り…

【ビートルズ】僕は本当にジョン派なのか

オレオレ「赤盤」「青盤」から僕が本当にジョン派なのかを検証しよう ビートルズファンの間では必ず話題になる「ジョン派かポール派」かというテーマ。歴史的な事情もあり、両派の間では流血を伴う争いも珍しくありません。 かくいう僕は「ジョン派」を自認…

カッとなって、ビートルズの赤盤・青盤を選曲し直しました

「赤盤」「青盤」に異議あり! ビートルズのベストアルバムと言えば、「赤盤」(1962-1967)と「青盤」(1966-1970)だが、選曲(ジョージによる)に異論があるという方は多いはず! かくいう僕もその1人だ。もちろん、本気でむかついているとか、不満がある…

文章を書くことについて その2(花金、神田)

Twitterでは毎日投稿できても、ブログを毎日更新するというのは難しいものだ。 よくある「ウケるブログ指南」みたいなものには、日記みたいな記事を書いても誰も読みませんよということが、必ずいっていいほど書いてあるが、日記だろうがなんだろうが、毎日…

【日記】冷え性、セーラー服と機関銃、古谷利裕さんの「偽日記」

土曜日。昨日もそうだったが、ひどく冷え込んでいる。冷え性なので、足の先が冷えて仕方ない。 午前中から、DMMの動画配信で相米慎二「セーラー服と機関銃」をみる。ヤクザの若頭役の渡瀬恒彦がとてもかっこいい。薬師丸ひろ子の演技はちょっとまだまだ……と…

「人生」について

人生は難しい。先は読めず、使える時間も与えられた能力も限られている中で、各々が自らをマネジメントしていかなければならない。もちろん、そこには妥協とかも当然必要になってくる。……という考え方が、そもそも「人生」に毒されすぎなのだ。我々はあまり…

プログラミング教育と、プログラミングのセンスについて思うこと

プログラミング教育とプログラミングのセンス

文章を書くということ

なにはともあれ続けること、そしてできるだけたくさん更新するというのがブログの鉄則らしく、実際このブログはそれを守らないため、ほとんど人が来ない、超がつく過疎ブログである。秘境駅ならぬ秘境ブログ。というわけで、なにを思いついたというわけでは…

天重誠二さんの感想文「荒川修作やばい」の感想文

この文章は天重誠二さん@tenjuu99(https://twitter.com/tenjuu99)がnoteに書いた、埼玉県立美術館「インポッシブル・アーキテクチャー-もうひとつの建築史-」展の感想文を読んだ感想文だ。なので、まずは天重さんの文章を読んでほしい。「荒川修作やばい」…

2019年2月28日

2月が終わった。僕は仕事を終えて、湘南新宿ラインの電車に乗っている。大崎、恵比寿、渋谷。夕方の車内は混んでいて、なんだ、意外とみんな定時で帰ってるんじゃないか、と思う。この頃では日がだいぶ延びて、17:30頃でもまだ薄明るいくらいになったが、今…

夢で三島由紀夫さんに会った話

けさ見た夢。 僕は高校らしき学校の教室に立てこもっている。やがて警察が踏み込んでくる。僕は撃たれるのはごめんだ、と思い「投降するから撃たないでくれ」といいながら教室のドアを開け、すぐに両手を開いて上に挙げる。 教室の外の廊下に来ている警察官…

渋谷駅東口の再開発について

渋谷の駅がすごい事になっている。 特に東口は2012年にヒカリエがオープン、2013年あたりに東横線の地上駅を潰して地下に移したのを皮切りに、 猛烈な勢いでスクラップアンドビルドが敢行され、山手線の改札から東口の外へと徒歩で脱出するルートは、工事用…

ドラえもんの「夢」と尾辻克彦(赤瀬川原平)「父が消えた」と

僕はドラえもんという作品が好きだ。 そしてドラえもんは夢のある作品だ、と皆が言う。 この「夢」についてだが、「どこでもドア」や「タイムマシン」といった到底実現不可能な道具には、わかりやすい「夢」はある、かもしれない。 しかし、僕がよりグッと心…