こんな夢を見た——アートコンペとケンジと、一発ギャグ

夢の中で、僕はアートの国別対抗コンペみたいなイベントの日本チーム出展者として会場にいる。


例によって、事前の説明をちゃんと聞いていなかった僕は、時間ぎりぎりだというのに、間違って韓国チームの建物に入ってしまい、怪訝な視線を浴びながら慌てて飛び出る。


ようやく日本チームの待ち合わせ場所に着いたが、今度は煩雑な受付書類の記入をしなくてはならない。

僕の隣には、なぜか中学の同級生であるケンジがいて、ケンジは「“Kenji“って書かなきゃいけないのに“Kenzi“って書いちゃったよ!」と叫びながら書類をビリビリ破いている。また、「せっかく字がきれいな姉に事前に書いてもらってたのに!」とも言っている。
(ケンジの名誉のために言っておくと、実際の彼はこんなダメ男ではなく、イラストと英語が得意で、シニカルなジョークのセンスがあるナイスガイだ)

 

僕は「まあ俺もOhtakoって書くかOotakoって書くかでよくトラブるから……」とか言って慰めている。


しかし、この申請書類、枚数が多く、しかも書式が超わかりにくい。
僕らは「ったく本当に役所の書類ってのは…‥」とか愚痴りながら(このコンペは文科省かなんかの主催なのだ)、書類の欄を埋め、判子を押していく。


僕は途中でひと休みして、トイレに行くことにした。

トイレに入ると、中の通路に立っていた男が、僕に向かって突然一発ギャグをかましてきた。

僕は書類のことで神経が疲れていたので、イラッとして、男を無視して便器に向かった。僕が用を足している間も(注:おねしょはしなかったです)、彼は誰か入ってくるたびにギャクをかましていた。

 

僕は用が終わって立ち去り際に、「それ、自分がやられると腹立つけど、人がやられてるのを見るのは面白いね」と彼に言った。なんでそんなことを言ったのかは夢だからよくわからない。