アメリカではもう誰もブログなんてやってないんだってさ

・まったく余計なお世話だとは思うが、ひろゆきはいつまでビールを飲みながら他人の人生相談に回答し続けるつもりなのだろうか。「2ちゃんねる」とは違って他人に任せてしまうことも、「乗っ取られる」こともありえないわけで、かといって5年も10年も続ける類のものでもないだろう。

・話は変わり、最近、一時期は中毒気味だったTwitterの投稿を少し控えめにした分、ブログに書く回数・量が増えた。ブログのよいところはTwitterに比べて「早くない」ことだと思う。書くのに時間がかかることは、衝動や思い付きで投稿して後から自己嫌悪に陥る可能性をだいぶ減らしてくれる。

・そのブログも、登場した当時はそれまでの個人ホームページ、あるいはウェブ日記に比べれば段違いに早い媒体というかシステムで、「Welcome to Takashi's Homepage」みたいな文化にそれなりに愛着があった僕は、ブログの来襲に割と敵意を覚えていたことを思い出す。

・ところで、以前に某言語交流SNSで「英語圏でポピュラーなブログサービスって何かある?」と質問したら、アメリカ人とオーストラリア人から「ブログ?今どき読む人いるの?」「ああ、日本ではまだ盛んなんだよね……」みたいな反応が返ってきたことがある。まったく、日本のガラパゴスなネット文化のおかげで僕は国際交流の場で赤っ恥をかくことになってしまったのだ……というのは冗談として、とにかく彼らの国ではもうブログなんて書いてる人は全然いないらしいのだ。

・では、Twitterとかに書けない長文を一般人がネット上に公開したい時には一体どうするのかという疑問が当然生じるけれど、どうやら、もうそういうことをする人自体がいないということらしいのだ。これは結構衝撃的なことだ。……逆にいえば、いったい僕も含めた日本語文化圏のネットユーザーはなぜこうも熱心にネット上に長文をしたため続けているのだろう?